どのようなものか

まずは多汗症とは何ということですが、簡潔に言えば汗が多く出る状態。精神的なものと生理的なもの、全身的なものと局所的なものなどがあります。精神的な多汗症とは、いわゆる「あがり症」といわれるもので、生理的な多汗症とは汗かきのひと。後者の場合は全身的なものが多く、前者の場合は局所的なもののイメージがあります。おのおの説明していきましょう。


まず全身多汗症とは、その名のとおり体全体から汗をかく症状で、全身性の多汗症は原因がはっきりと特定されていません。生まれつきの体質と言うべき特に原因のない原発性の場合と、中枢神経系の異常、甲状腺機能亢進症、循環器疾患、内分泌異常、代謝異常などの病気が原因の場合があります。病気が原因である場合は、病気を治すことによって全身多汗症は治ります。もし全身多汗症であれば別の病気が発生している場合もありますので、気になる方は病院で検査されることをお勧めします。


次に局所多汗症とは、全身多汗症に対し体の一部から汗をかくことが局部多汗症です。例えば「顔」「手のひら」「足の裏」「脇の下」からの場合です。顔だけ、手のひらだけ汗をかくと言う方もいらっしゃいますが、ほとんどは複数の場所に汗をかくことが多いようです。局所性の多汗症とは、精神的、神経的なことが原因である場合が多いため、残念ながら決め手となる治療法も現在はありません。ただ局所多汗症は社会保険医療の範囲で治療できる疾患として厚生労働省から認定されているみたいです。